船体ができたところで、ビームとバルクヘッドを入れます。バルクヘッドはマニュアルにはクローズドセルのフォームを使うなんて書いてありますが、こんなもんはchesapekaeで直接買うよりほかにありません。大枚をはたいて、ためしに買ってみたのですが、どう見たってただのスポンジにしか見えませんでした。
したがって、無理にこんなスポンジを買うより、6ミリの合板でバルクヘッドを作った方が安く上がります。
バルクヘッドを固定するかどうかについて、マニュアルでは、型を出すのがむずかしいので、無理に固定しなくても、シーラントで止めて防水だけしておけばいいと書いてあります。実際、バルクヘッドは強度のメンバーに入ってないらしいのですが、せっかくですので固定して船体強度を上げましょう。型を出すには、河童流の簡単な出し方がありますので、実践してみてください。
| これが買ってみたフォーム。どう見たって、スポンジ。 これで28ドル50セントプラス送料。 |
| バルクヘッドを入れたところ。 バルクヘッドはぴったり船体内側にあっています。 これぞ河童流の秘技。 |
| 用意するもの | ビーム幅の棒 船体深さの板 細い板 瞬間接着剤 色サインペン5色 |
| まず、ビーム幅の棒をバルクヘッドの位置にのせます。 位置は、バウから左右同じ距離を計って、シアークランプに しっかりマークしておきます。 |
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| 次に、船体深さの板(あまった合板がいい)をキールラインに あわせ、上の棒と瞬間接着剤でくっつけます。 キールラインにあわせる所は、図のように三角に切っておきましょう。 そうしないと、キールラインにあいません。 |
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| 細い板(これも合板の余ったのを切って作るといい)を角に 当てて、下ろした板に、印の線を書いていきます。 |
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| これをすべての角でとっていきます。 板の位置は任意の点でけっこうです。 きちんと色分けしておかないと、あとでひどい目にあいます。 |
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| すべての角の位置をとったら、これをバルクヘッド用の 合板の上にのせます。 板を線に合わせると、船体の角の位置がすべて出ます。 |
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| 点を結べば、船体内側の形がそのまま書けます。 |
どうでしょう? 余った合板の切れ端で、簡単にバルクヘッドの型が出せます。コツは、板の先をとがらせて、角にしっかり当てることです。