小樽で復活!

2003年8月26日

北海道小樽市

 ようやくパソコンが修理から戻ってきて、1ヶ月ぶりに更新が復活する。この間に、いつものごとく、いつものようなことが起きていたのであるが、全部書くととても長くなる。したがって、国語の模範解答のように、この間の出来事を10字以内でまとめておく。

「いろいろあった。」

 さて、そんなわけでついに北海道に上陸し、さらに小樽まで来て、こともあろうにアメリカズカップ、元ニッポンチャレンジでセールを作っていた菊池透さんにお世話になってしまっている。この間には仙台の海賊さん→上天気さん→菊池さんという、例のヨット関係者の連係プレーがあるのであるが、今日のところはそれは置いておく。というのも、書くとまた長くなるんだ。ともかく、関係各位には感謝しております。ホント、助かります。
 昨夜は3人で飲みに行って、ひさびさに刺身などいただいて、4日ぶりぐらいにごはんをいただきました。どもね。

 ということで、この1ヶ月の間に撮った写真をご覧ください。

7月13日
鼠ヶ関での記念写真。
ちなみに制服姿は温海町の町長佐藤さん。
その隣が町会議員の富樫さん。
こうして謎の人脈が増えていく。
7月15日
鶴岡市加茂。ここでパソコンが壊れた。
ごろごろおいてあるのは小学生の乗るヨット。
ここでは課外授業でヨットをやるそう。
7月16日酒田にて。
自作仲間の鈴木さんのヨット、ハルシオンに
横抱きさせてもらった。天気が悪く、ずっと
ハルシオンに泊まっていた。
ハルシオンの中。
レース艇なので、なにもない。
珍しく鳥海山が姿を現した。
7月22日
酒田を出たところで、山形県警の警備艇
「はぐろ」が近づいてきた。
何か言われるかと思ったら、
「がんばってね〜」と言われた。
その後、もう一度近づいてきたので、
今度はなんだろうと思ったら
「そこの岬まで行くと風がおさまるからね〜」
とアドバイス。親切な警備艇だった。
しかし、この翌日、この警備艇はサメを探し回る
ことになるのだった。
7月26日
秋田市を目の前にして捕まってしまった
本庄市松ヶ崎。
ここで酔っぱらい海に落ちて死にかけた。
その後、ハックベリーさんに救出される。
7月28日
ハックベリーさんに救出され、さらに車を貸して
もらって、八郎潟に出かけた。
目指すは北緯40度、東経140度の交差点。
社会科講師のだれもが教えていながら、誰も
行ったことのない場所である。
見よ、GPSの表示を!
まぎれもなく40度140度。
わかっちゃいたが、まわりは一面田んぼ。
満足感と同時に、アホと違うかという疑問が
よぎったのはいうまでもない。
しかし、これで河童は自信を持って子供たちに
話すことができる。
オレはこの地点に立ったのだ。
実践的な社会科講師としては、
植村直己の次ぐらいに偉いんじゃないだろうか?
男鹿半島の先端、入道崎。
河童的に男鹿半島は、緯度経度交差点に
行ったことで目的達成してしまっているので、
ここをまわるのはさっさとやめた。
秋田マリーナで誘われて飲みにうかがった
竹内さんのお宅で。
一番右は、地元のシーカヤッカー、信田さん。
秋田マリーナの専務、本間さんと記念撮影。
信じられないことだが、本間さんは20数年前、
河童がジュニアヨットスクールにいたときに
お世話になった方。
世間はせまい!
ちなみに、このマリーナの喫茶店、サンセットピアは
前にも書いたけどおすすめです。
8月1日
フェリーに乗船拒否され、津軽海峡を自力で横断
するつもりで、秋田マリーナから竜飛までポーテージ。
ところが、竜飛でかわうそ号をおろすのを手伝って
くれた漁師が、松前に行く船があると紹介してくれた。
おかげで津軽海峡は漁船でポーテージできることに。
ラッキー。
8月3日
竜飛岬の上。
昨年来たときは、一晩で出てしまったので、なんにも
見てない。そこで見物にと登っていったのだが、霧と
小雨で何も見えない。見えたとしても何もない。
なにしろ北のはずれだからねえ。
かわうそをのせた第七光洋丸。
津軽海峡を泳いで渡る人のサポートで北海道に
渡る。
しかし、泳いで渡る人やら、カヤックでもイヤだと
いうのがいたり、まったく津軽海峡はいろいろだねえ。
こうして積んでみると、小さく見えるんだよね。
船長の水嶋さん。
愛知県に長くいたそうで、二人でローカルな会話を
楽しんだ。
8月4日
松前にて。左から2人目の女性が津軽海峡横断に
挑戦した。残念ながら潮に捕まり断念したそうだが、
三厩の沖まで泳いだというから30キロ以上泳いだ
ことになる。すげ〜。
8月9日。
江差町にてニシンそばを食す。
いや、ただそれだけなのだ。
名物だから食ってみたものの、ニシンそばってあまり
好きじゃないんだよね。
江差のかわうそ。
向こうに見えるのは江戸幕府の戦艦、開陽丸。
ここで台風をやり過ごした。プロキャンパーの河童が
民宿に避難する中、砂浜にテントを張る人が…。
北海道の人って、台風なめてんじゃないのか?
8月15日
めずらしくキャンプの風景を撮ってみた。
8月17日。
島牧村で。
ヒラメをもらった。調味料を何も持っていなかったので、
醤油を買いにいって煮付けた。うまかった。
8月22日
岩内にて。島牧から50キロ漕いで日没の6時半に
入港し、翌日6時に出港した。
寝てない。
積丹半島の西端、神威岬。
南西の風7〜8メートル、追い波2〜3メートル。
波にじゃまされて、うまく写せないが、これが限界。
ところが、東側に出たとたん、波はおさまった。
この岩と岬の間を通ろうとしたのだが、かわうそが
拒絶した。右ペタル、いくら踏んでも曲がらないの。
まあ、あいだ通っていたらバラバラになってたけどね。
小樽に近づいて、お迎えの上天気さん、菊池さんに
引っぱってもらう。
かわうそは引っぱられるの大好き。
トラックに乗るのももちろん大好き。
で、昨夜の風景。
左が上天気さん、河童がいて、右が菊池さん。
菊池さんのセールロフトに泊めてもらっている。
固い屋根と壁と電気がある。
生きていたパソコンのデータを焼いたり、民泊しようと
思っていたぐらい、いろいろとやることがある。
かわうそ号は、ディンキーの船台に載せられて、
菊池さんの艇庫に保管。
明日は、上天気さんと札幌見物の予定。
いや、オレの日本一周、楽しいぞ。