萩の謎

2003年6月9日

山口県萩市

 昨夜からおかしな風が吹いて寝られなかった。12時頃、テントが揺れるので出てみると、吹くはずのない南風が吹いていた。テントが飛びそうになるので、ハーケンを取りだしてコンクリートの隙間に打ち込み、さらにロープをあちこちからとってテントをとめた。ところが、3時半に起きてみると、今度はきちんと予報通りの北風が吹いており、これはダメだとあきらめて、もう一度寝てしまった。

 ここまでなら別に良くある話なのであるが、謎は別にある。昨夜、ゴミをポリ袋に詰めて、ネコにいたずらされぬよう、カメラの三脚の上にしばりつけておいた。当然、カラスもとまるところがないし、下からもネコの届く範囲ではないので、これで夜中にがさごそやられなくてすむと思っていた。
 たしかに、ゴミをいじくられてゴソゴソ音のすることもなかったのだが、朝気がつくと、ゴミがどこにもない。三脚はそのまま、何事もなかったように立っているのだが、ぶら下げておいたゴミだけが忽然と消えているのだ。テントをしばったときにはたしかにぶら下がっていたのを確認しているので、そこから朝までの間に消えてしまったらしい。しかし、いったいどこへ消えたんだ…?

 明日の朝になったら、かわうそが消えているのではないかと心配している。こいつが消えちゃうと、かなり困るんだよな。保険かかってないんだよ〜。

ひさびさに発電機を回して充電した。
電池とバッテリーとパソコンと、
一週間でほとんど残量がなくなった。
夕暮れのかわうそ号。
河童はべつに黄昏れてはいない。