河童ギャラリー

2003年6月8日

山口県萩市

 うわさによると河童は運がいいらしい。運ぐらい良くなけりゃ、こんなことやっていられるかという話もあるんだが、今日も実に運が良かった。

 というのも、萩に入るべきか、通り過ぎるべきかさんざん迷っていて、結局向かい風が吹き出して、萩に入ってきたのだが、偶然恵比寿様のお祭りとかで、地元の人が焼き鳥やら焼きそばやらを作っていた。それでもって、まあ食べなさいな、ということになってしまい、昼から焼き鳥と焼きそばとおにぎりとビールをさんざん食べさせてもらい、入ろうかどうか迷っていたことなどすっかり忘れてしまった。

 その後、念願の萩見物に出かけていった。なにしろ、ここは吉田松陰の松下村塾をはじめ、明治維新に関わった人間が山ほど出ている土地。いやしくとも社会科を教えるのとしてははずすわけにはいかないのだ。やはり、日程が遅れようがなんだろうが、海道をゆくの基本理念「物見遊山」を忘れてはいかんな、と基本を再確認した次第だ。まにあわなけりゃ、ポーテージすればいいのさ。

 というわけで、今日は20キロしか漕いでいないのだが、萩見物でくたびれたので、文を書くのはこのへんにして(そもそも文章が長すぎるという苦情が意外に多いのだ)あとは唐津以来の写真をはっておく。小かわうそ号(自転車)は、けっこうくたびれるんだよ。

関門海峡の北で変針せずにつっこんできた本船。
紀伊水道でもそうだったが韓国船なんだな。
やはり国民性か。
保安庁のみなさん、北だけじゃなくて南も指導してください。
吉見にて。
本州に着いた喜びに踊る河童。
本州最西端の碑というのが立っていた。
これで本州は東西南北の端をみた。
だからどうってことは、もちろんない。
角島という島と、本州を結ぶ橋。
この下は意外に浅い。
連続移動していると、食事は手を抜く。
この日は、そばとレトルトご飯。
と思ったら、イカめしの差し入れがあった。
長門市にあった金子みすず記念館。
問題は、河童が金子みすずをしらんってことだ。
萩漁港にて。
ごちそうさまでした。
これは松陰神社にあった松蔭博物館。
入場料が高かったので入らなかった。
これが松下村塾。
社会の資料に載っているのと同じアングルで撮ってみた。