枕崎休息中

2003年5月12日

鹿児島県枕崎市

 今日は昼過ぎから、河童のもとに赤いジャケットを着たカヌーが沖を通っていったという報告が次々に寄せられた。どうやら西伊豆コスタルカヤックの武田さんのようだ。河童とは逆に、九州西岸を南下していたので、そろそろミートするかなと思っていたのだが行ってしまったらしい。この辺では大きな町は他にないし、枕崎に入ってくるに違いないと連絡も取らなかったのだが、これは失敗した。ぜひともお会いしていろいろ教えてもらいたかった。しかし、ホームページをみると58キロ漕いだとか、すごいねえ。河童は先日の52キロですっかりやられてしまったので、もう二度とあんな距離を漕ごうとは思わない。翌日がつらいんだ。

 ところで、今日は鹿児島のY-14クラブ会員、羽生さんがわざわざ鹿児島から2時間かけて会いに来てくれた。Y-14クラブというのは、自作者の集まりなのであるが、全国に会員がいるため、地方の会員の方とは会う機会があまりない。年に一度、横浜で忘年会、いや総会を開いているのだが、参加者はせいぜい名古屋からの河童と、福島県会津若松からの池田さんあたりが限界で、それ以上の会員となると、名前は知っていても会ったことがないということになる。もちろん羽生さんも初対面なのである。お昼ご飯をいただきながら、あれやこれや旅の話をしたのだが、かんじんのY-14クラブの話をし忘れた。

 羽生さんが帰ったあと、かわうそ号の補修である。補修と言ってもたいしたことはなくて、サイドの摩材にステンレスのプレートをつけただけである。冬の改造で、真ん中のキールには、ステンレスの板をはり付けて、コンクリートの上を引きずろうがなんだろうがすり減らないようにしたのだが、その反動で、せっかく昨年、八戸で取り付けたサイド摩材のアルミ板をはずしてしまった。しかし、ここまで使ってみて、真ん中がしっかりした分、横に負担がかかるようになって、ここの摩材が目立って傷つくようになってしまったのだ。そこで、また金属板を取り付けたわけだ。ホームセンターにあまり材料がなかったので、中途半端な補修になってしまったが、まあしばらくは大丈夫だろう。

 昨夜は、駅の近くの枕崎温泉という銭湯に行った。ところが、枕崎にも、本物の温泉があるというので、今日はそちらに行ってみた。岩戸温泉というところだったのだが、これはちと失敗であった。銭湯の枕崎温泉よりせまくて、その割には人がたくさんいて、ゆっくり入っていることができなかった。しかも、自分勝手に風呂を熱くするなと書いてあるにもかかわらず、地元のやつらしいのがやたらと熱くしやがって、30秒と入っていられなかった。まったく、こういうやつは自分の家でナベにでも入ってろ! あまり風呂が熱かったので、帰りにコンビニでアイスクリームを買って帰った。ひさびさにアイスを食べたので、おいしかった。

 枕崎では、完全にのんびりしている。というか気が抜けていて、さっきコーヒーを飲みに行ったついでにパスタを食べてきた。ずっとケチケチ生活を続けてきたのだが、その疲れが、旅の疲れと一緒に出てきた。
 明日、もう1日ゆっくりして、あさって枕崎を出るつもりである。ただ、天気予報は明日の夜から雨だ。九州には梅雨が近づいている。

羽生さんご夫妻と記念撮影。
遠いところをありがとうございました。
お昼ごちそうさまでした。
荷物を引っぱり出してひっくり返した。
本当に、重たいね、このフネ。
取り付けたプレート。
まあ、しばらくはもつでしょ。
なに、とれたらまたつければいいのさ。