内之浦は宇宙の町

2003年5月7日

鹿児島県肝属郡内之浦町

 好天が続いたあとには、やはり悪天が続くわけで、今日も低気圧と前線通過待ちで停滞である。

 さて、ここ内之浦は宇宙の町である。なぜかというと、旧文部省管轄のロケットに関する施設があるからで、山の上にはでっかいパラボラアンテナがあるらしい。なぜ「らしい」などと中途半端な言い方をするのかといえば、ここにきてから天気が悪く、山にはずっと雲がかかっていて、パラボラアンテナどころか、山の上半分さえも見ていないのだ。したがって、本当にアンテナがあるのかどうか、河童は確認していないのである。ちなみに、小笠原にも同じようなものがあって、こちらは昔ヨットで行ったときに見た。

 ついでに、ここ内之浦町は「日本のフロリダ」というポスターもあったが、さすがにこれは無理でしょう。河童はフロリダに半年ほど滞在したことがあるが、あそこは半島ごとべたべたな土地で、こんに山はないって。ましてやケープカナベラル(スペースシャトルの発射台のあるところ)は、もうただひたすらに平らなところで、ほとんどシーレベルとかわらない高さから打ち上げられるスペースシャトルが、何キロも離れたところから見られるのだ。あんなものおもしろくないから二度と見に行かないけどね。

 そんなわけで、今日はいつもの停滞日のように、電池やパソコンを充電して、洗濯して過ごしている。
 最近、気づいたのだが、どうもテントが伸びたみたいだ。フライシートがテント本体に触るので、おかしいと思って、いろいろ調べてみたのだが、四隅をきちんとはってもフライがたれる。ショックコードはまだ十分収縮性を保っているが、フックを引っかけても、コードが伸びない。その分、生地そのものが伸びたらしい。考えてみれば、買ってから3〜4年。去年115泊し、今年すでに30泊以上している。大間の大風にも耐え、日ノ御碕の風にも耐えてきたのだが、どう考えてもテントの限界なんぞは、とっくの昔に越えてしまって、テント寿命のロスタイムに入っている。フネの近くにテントを張りたいから、風が当たらないとか、そういった配慮はまったくしなくて使っているし。それでも破れないのでたいしたものだ。
 しかし、新しいの買う余裕はないから、旅が終わるまで破れずにもってくれよー。実は最近、風の強い日はどきどきしているのだ。(しかし、この次のテントはどうしたものかね。ムーンライト3は大変気に入っているのだが、港で使うことを考えると、もう少し耐風性のあるものの方がいいような気もする。そうすると登山用のテントになるんだけど、あれは狭いしなぁ。どっちにしても、あと半年もってね、ムーンライト3)

なにしろ宇宙の町なんだから、パチンコ屋
だってこんなんだ。
橋だってロケットだ。
欄干にもこんなのが。
今日のキャンプ風景。
午後から南西の風強し。
たのむから北東の風吹いて。
洗濯中です。
コインランドリーの洗濯機が高い(500円)ので、
洗って水を切り、乾燥機だけ使う。
天気が悪いので、干すのは無理。
こうすると200円ですっきりする。
ちなみに、半袖に替えました。
鹿児島はもう夏です。
某海上保安署にて、ステッカーをもらったので
はってみた。
上は以前からある中国塗料のステッカー。
そういえば、内之浦湾に入ってくるとき、
保安庁のヘリが頭上を一周していった。
ちと高度が低すぎるような気がしたんですけど、
いかがでしょう? あとで排気がくさかったぞー!