復活の日?

2003年4月30日

宮崎県日向市

 今日は、前線が明け方に通って、天気が回復するかと思っていたが、予想外に雨が長引いて、午前中は降ったり止んだりの天気であった。おかげで、午前中にすまそうかと思っていたかわうそ号の修理は午後に持ち越しになり、やっと一通り終わったのが午後5時である。それから風呂に入りにいき、コインランドリーによって、いまこれを書いている。

 かわうそ号は、無事修理を完了した。造船所の方が、個人的に持っていたサーフィンボード用の薄いクロスを分けてくださり、内側はクロスをはって、外側はクラックにエポキシを塗り込んだ上に、布ガムテープをはってお終いである。内側をペーパーでこすってみたところ、過去につけたらしいクラックが何カ所が浮き出てきて、補修箇所が増えてしまった。クロスを分けてくださった牧野さんに感謝、である。

 さて、これでふたたび高速河童に戻れるのであるが、今日、意外なものが復活してしまった。しまった、というからには多大に後悔の念を抱いているわけで、思いはかなり複雑である。
 実は先日、置き忘れて雨にうたれたカメラが壊れ、しかたなく新しいのを購入した話を書いたが、このカメラ、今日電池を入れて動かしてみたところ、なんとちゃんと動いた。前回動かなかったズームボタンもシャッターも、正常に動いてしまったのである。

 これはかなり複雑な思いで、喜ぶべきなのか、悲しむべきなのかわからない。新しいカメラを買ってしまったあとである。生活費の一ヶ月分を払ってしまったあとなのである。いまさら復活されても…。なんとなく、結婚式を明日にひかえた女に、本当はあなたのことが好きだった、と告白されたような気分である。ああ…。

 しかし、恐るべしシリカゲル。カメラはシリカゲルと一緒に密封してあった。おそらくシリカゲルが、カメラ内部の水分をちゅうちゅうとタガメの様に吸い取ったのだろう。ちなみに河童はパソコンの修理について、多少の知識を有するが、パソコンに水をかけてしまった場合にも、この処置方法は有効である。運がよければ復活する。だた、こぼしたものがビール(意外に多いのだ)とか、ジュース、コーヒーの場合はダメである。最悪なのがコーラなんだが、基本的にみずかけは全損なので、さっさと新品を買いましょう。運良く復活したら、河童と同じ気分が味わえます。遅いんだよ〜!

修理する河童。
なんで発電機があるかというと、
ドライヤーで修理箇所を乾燥させている。
修理中
復活したカメラで撮った画像。
ああ…。