やはり動けず

2003年4月26日

大分県佐伯市

 いいかげんこの町もあきてきたが(ハンバーガー屋もコーヒーショップもないのだ)今日もやはり動けなかった。

 一応、4時に起きてみたものの、妙な風が吹いていた。これはやめた方がいいなと判断し、また寝てしまった。果たせるかな12時を越えたあたりから、7〜8メートルの北風が吹き出して、港と800メートル向こうの島との間が白くなりだした。出ていたらめんどうなことになっていたに違いない。やれやれ。

 それで、今日は1日テントの中で本を読み、発電機を回し充電をし、あちこちでもらったカップ麺を食べて(カップがあるとフネの中に入らないのだ。インスタントラーメンはいいけど、カップ麺はダメなんだな)明日への準備をしていた。細かい荷物のまとめとか、いろいろとやる仕事はあるので、こういう日に片づけてしまわないと、いつまでたっても片づかない。

 明日は高気圧がはって風もおさまるようなので、たぶん出せると思う。またしばらく電波の届かない所へ行くので、更新は難しいと思うが、談話室の方には書き込みをしてもらうつもりなので、そちらの方で河童の動向をつかんでいただきたい。

 とはいえ、今日の風はいったいどうして吹いているんだろう? 今もテントが大揺れに揺れているんだが、方向といい強さといい、どうも天気図とあわないのだ。スントの腕時計についている気圧計も(これは大変役に立っている)ちゃんと上昇傾向なのに、風が止まらない。明日は止んでね。いや、ずっと止んでね。頼むって〜!

揺れるテントの中で湯をわかす。
けっこう勇気がいるんだな。
昨日と同じ場所なのだが、風の通り道に
なってしまった。
やばそうだったので、上をはずして
風がおさまるのを待った。
むこうとのわずか800メートルの間で
白い波が立っている。
どうなってんだ?