河童、高知を飛び回る

2003年4月17日

高知県高知市

 高知県高知市である。都会である。考えてみると、第2レグの出発以来、都会らしい都会がなかった。先を急ぐ、などといって、町らしいところをすっとばしてきたので、やっと都会にめぐり会えた気分で、ひさびさに高い建物や広い道路、たくさん走っている車などをみてほっとしている。

 今日は、朝から高知新聞の取材を受け、午後は高知放送のラジオに生出演し、夜は地元のシーカヤッカーと会食と大忙しだった。そのスキをぬって送り返す荷物をまとめ、洗濯をし、サンダルを買い、 防水ラジオを買いと、今後の航海で必要になりそうなもの、というより、はっきり言えば買い忘れたものを買い集めていた。ずっと天狗さんに案内してもらって走り回っていたのだけれど、河童はくたびれました。

 ところで、天狗さんの本業はめがね屋である。河童は全然知らなかったのだが、天狗堂めがね店というのは、高知でもけっこう有名なめがね屋なんだそうで、今日、本当はお休みのお店に行ったら、でっかい天狗のお面がかかっていた。せっかくの機会なので(?)、レンズがはずれて使えなくなっていた、一応レイバンのサングラスをお見せしたところ、あれやこれやとみたことのない道具を駆使してなおしてくれた。フレームとレンズの間に隙間があったので、もうダメだと思っていたのだが、やはりプロはすごいものだ。ついでに、あれこれめがね屋についての話を聞いたのだが、めがね屋こそわがままの言える行きつけの店を作らないといけないそうな。買うだけでは終わらずに、その後のメインテナンスが肝心ということらしい。ちなみに、やはりレンズはケチってはいけないそうな。

 天狗さんはじめ、いろいろな方のおかげで、高知は楽しかった。四国に入ってから、かなりいい感じですすんでいるのは、やっぱりかわうそ号という名前のおかげなんだろうか。なんといっても、かわうその本拠地は四国だからねえ。もうすぐ四万十川なので、かわうそを見つけたら、一匹連れて行く予定である。もっとも、かわうそって思いっきり飼うのに手間かかりそうだけど。やっぱり、生魚しか食べないんだよなあ…。

軽量化のため、荷物を減らしている。
暖かくなってきたので、服がいらなくなった。
ラジオ出演中。
お相手はRKC高知放送パーソナリティー
田村和郎(わろう)さん。
ちなみに、いつもの授業とノリはかわらない。