かわうそ号近況

2002年12月1日

 あ〜あとうとう12月だぞ。まあ、別にいいのであるが、12月といえば河童のご生誕された日が8日にあるわけで、当然河童様は一つお年を召されるわけである。本屋に山積みにされている年賀状作成ソフトを見ると、来年は未年だそうで、よくよく考えれば河童は年男と言うことになるわけだ。ふ〜ん、と言う感じなんだけどね。

 さて、かわうそ号の近況です。知っての通り、かわうそ号は岐阜羽島の自作仲間の小屋に預けてある。しかし、10月の終わりに預けて以来、一度も様子を見に行ってなかった。なぜかというと、帰った直後はアシがなかった。運のいいことに、おたんこナースが結婚するとかで(というより、なるてつと結婚するらしい。というか、するのだ。再来週結婚式なのだそうだ。つまりおたんこナースは、河童の義妹になるというわけで、これまたふ〜んと言う感じなのだ。この結婚式に河童は本当の姿で出席しろと言われて、しまってあった皿と甲羅などを引っ張り出して干し、準備に余念がないのだ。もちろん、この結婚式はここで報告させてもらう。ちなみに女河童は、ダンナと一緒にサンタとトナカイになるそう。いったいどんな結婚式になるのやら。なお、この結婚式に電報など打ちたいという人はメール下さい。式場と時間をお伝えします。もっとも、オレも詳しいことは知らないんだが)いらなくなった軽自動車をもらったのだが、今度は河童が仕事を始めてしまい、行く時間がなくなってしまった。それで、ようやく今日行って来た次第なのだ。

 1ヶ月ぶりにかわうそ号を見てきたのだが、スレートぶきの小屋の中に入っているので、ほこりもたまってなかった。置いてくる時に、床のじゃまにならなさそうなところへおいてきたのだが、小屋の持ち主の権藤さんが、足を引っかけるといけないということで、トラックの上に積み直してくれたそうで、トラックの荷台に上がっていた。下からあらためてみると、船底のあちこちにすり傷ができていたりして、長旅の痕が見られた。半年間引きずられていたことになるので、当然といえば当然なのだが、1年前の今ごろ、寒い中塗料を塗っていた事を思い出すと、まあ、お前もご苦労さん、という感じになってくる。塗料がしっかりしているので、ひっかき傷はあっても、船体にまで入っているような傷は一つもなかった。今度出るまでに、もう一度塗り直してやれば、またきれいになるはずである。

 そんなわけで、今日は補修の資料写真を撮って、権藤さんと話して帰ってきた。これから計画を立てて、修理は年明けからである。いよいよ未年。行くぞかわうそ。行くぞ河童。なのである。

トラックに乗ったかわうそ号。
ここまで引っぱり上げるのが大変だったそうな。
そりゃ、そうだろう。こんな重たいの。
次、作る時は、20キロ以下しかつくらんぞ。
権藤さん製作中のフネ。
自作自設計。