これは大ポーテージなのか?

2002年10月25日

 かわうそ号と河童は、ひとまず戻ってきた。

 24日午後、青森県を出発し、夜通し日本海側を南下。25日朝、かわうそ号は岐阜羽島の自作仲間の小屋に入り、河童は実家のある愛知県まで戻ってきた。
 たくさんメールなども頂いているのだけれど、ともかく今朝帰ってきたところで、まだ返事を書く余裕がないので、返事はしばらくお待ちください。

 しかし、青森ー愛知は長い。車で13時間。新潟から北陸自動車道に乗って高速を走ってきたのだが、行けども行けども全然つかない。6時に名神岐阜羽島インターチェンジで待ち合わせをしていたので、それに間に合わせようと、ときおり雨の降る中必死の走ったのだがつかない。もっとも、必死に走ったところで、レンタカーのトラックがそう速く走るわけもなく、せいぜい制限速度まで出すのに必死だったというだけのことなのだが、こっちは先日まで約半年間、時速5キロの世界にいたのである。それが何十倍かのスピードになっているわけで、スピード感がついていかない。雨が降って、ますます視界は悪いし、なんとも危なっかしい移動であった。

 ともあれ、なんとか無事たどり着いてかわうそ号を預け、河童は河童で実家のマンションに荷物を運びあげて、さすがに倒れて寝ていた。やっと、起きてこれを書いているわけだが、まだ肩がこっている。フネをこいでいる間はこんなことはなかったのに、やはり緊張してハンドルを握っていたのだ。久びさにミッション車の運転だったしなあ。

 河童の今後の予定ですが、何にも決まっていません。今朝帰ってきたばかりで、今後の予定が決まるわけもないけど、ひとまずは甲羅干しをするつもりです。頂いたメールを見ると、これまでの分だけでも本にまとめろという声がけっこうあるので、書いてみようかとも思っております。書いたところで、版元探さないと本にはならないんだけどねえ。だれか「かわうそ号航海記 その1」を出版させてくれる版元をご存じでしたらご紹介ください。ハリー・ポッターには負けません。魔法使いより、河童の方がすごいんです(?)。

23日、24日はこんな天気だった。
西風は岩でさえぎられて快適な
テントサイトだった。
ただ、水がない。
河童ゲッチューに来た海賊さん。
どちらも30代のいい年なのに
いいのか?
海賊さんはもうすぐ2児のパパだ。
河童は独身だもんねー。
岩崎村の夜明け。
雲がかかっているのが白神岳。
当然、寒い!
移動のために荷物を整理している。
まったく、たくさんあるよなあ。
トラックに積んで移動準備完了。
このあと、13時間連続運転が待っていた。