河童写真館

2002年9月15日

岩手県種市町種市

 やっと、岩手県最北端の種市町につきました。ここから8キロ北上すると、ついに青森県です。長くてうんざりしたリアス式海岸も久慈までで、ひさびさに普通の海岸を見て、波におどろいてしまった。リアス式海岸はほとんどがどん深なので、ぎりぎりまで寄っても大丈夫。平気で岩礁の間とか通ってきたんだけど、今日はちょっと危なかった。これからは普通の海岸モードに切り替えなければ。

 さて、やっと電波も通じるようになったので、今日は写真をどっと出します。明日はいよいよ青森県八戸に到達する予定。明後日から天気が悪いみたいなので、八戸で少し停滞します。

宮守村から船越へ戻る途中。
遠野の千葉家の曲家前にて。
この場所に見覚えがあるでしょう。
そう、プロフィールの河童写真の場所です。
帰ってきました、河童ぶち。
竹竿にキュウリがぶらさげてある。
こんなちゃちなもので、河童を釣ろうという
魂胆が気に入らない。
怒る河童なのである。
船越を出て、潮に負けてすぐ隣の
山田湾へ逃げ込んだ。
ここが逃げ込んだ集落。
見ての通り、人家がわずかにあるだけ。
携帯も通じず。
ここが本州最東端のトドヶ崎。
潮は北から南へぐちゃぐちゃに流れていた。
蛇行していて、つかみどころがない。
明神崎。
潮が一番速かったところ。
めずらしく後ろ向きで写真を撮ったのは、
こいでいないとあっという間に流されてしまい、
パドルがはなせなかったから。
ここは怖かった。
前線通過で逃げ込んだ田老町水沢。
スロープがないので、沖止めにした。
ブイにもやいをまわし、後ろからも1本とって
横付けにして荷物を取り出した。
しかし、さすがに後部ハッチが開けられず、
テントを取り出すことができなかった。
そして、そういう時に限って雨が降る。
これはアワビをもらったのだが、雨がひどくて
シートをかぶって食べた。
もちろん、こんな時でもわさびとしょうゆは
ちゃんと使った。
でも、寝たのはツェルト。
ここが水沢。
右の建物はアワビの栽培所で、人家はない。
田野畑村島越(しまのこし)。
駅がかわっていたので、写真を撮った。
何もないところなのだが、山の向こうに
竜泉洞という大きな鍾乳洞があって、
そのせいか観光客がけっこういた。
これは今日。入港1時間前に前線に捕まった。
びしょぬれで入港したが、雨が止むまで着替えが
できず、ひたすら寒かった。
種市の駅。
列車は上下とも一日10本ほど。
駅前にあったオブジェ。
手に持っているのはウニ。
謎である。