川太郎、一難去らずにまた一難

2002年8月7日

宮城県宮城郡七ヶ浜町滞在

 またしても大変なことが起こってしまった。昨日、出航準備を整えるべく、機材のチェックをしたところ、なんとデジカメの防水ケースにクラックが入っていた。落としたおぼえもないし、何かに当てたおぼえもないのだが、レンズのカバーのネジ穴を中心にして、しっかりクラックが入っている。この程度のクラックならば、当面水が入ることはないだろうが、ある日突然防水ケースがバラバラになって、カメラが水没するおそれがある。ここのところのパソコンの件も含めて、余分なというか、計算違いの出費が続いて、頭を抱えているところにこれである。河童の頭がさらに痛んだのは言うまでもない。

 しかし、いろいろ考えて手を尽くしてみたものの、やはり防水ケースを買うしかない。保証期間中なのだが、直るのを待っている時間はないし、そもそも保証書を持ってきてない。カメラまで水没させると、さらに出費がかさむことになる。せっかく作ってきたホームページだって写真なしになってしまう。この先に通るところを考えると、防水ケースを入手できるような大型の販売店がありそうな町はない。
 写真付きのホームページを維持するためには、どうやったって仙台で防水ケースを仕入れるしかないのだ。

 というわけで昨日の午後、2個目の防水ケースを買い込んできた。ヨットハーバーから車で多賀城駅まで送ってもらい、駅から仙石線に乗って仙台へ。七夕祭りでにぎわう仙台の町を後目に、駅前の大型量販店で防水ケースを仕入れ、そのまま帰ってきた。それでも半日つぶれてしまい、やろうと思っていた、航海計画作りや、フネのメインテナンスができなくなって、結局、今朝の出航はできなくなってしまったのである。
 せっかく七夕祭りの期間中に仙台のすぐ近くにいるというのに、七夕どころか、予定外の出費が重なって泣きたい気分である。電車の中にも、浴衣の女の子はたくさんいたが、河童だけ違う世界にいるような気がして、ため息がこぼれた。

 防水ケース1万5000円。痛いなあ…。

クラック。
当てたおぼえもないのに。
ネジの部分からきてる。
他の部分が正常なだけに
頭に来る。
新品の同部分。
ここにクラックが入るとは
思わなかったけどねえ。
ちなみに、同じように出航当初から
使っているビデオの防水ケースは
何ともなっていない。