セーリングかわうそ完成?

2002年7月19日

大津港滞在中

 なんとかかわうそ号のセーリング仕様が完成したような気がする。ただ、完全に組み上げたわけではないので、かなりの不安が残っていて、今日、おもわず予備のマストを買ってきてしまった。マストといっても、タープテントをはるポールなので、どこでも入手できるかわりに、どれぐらい持つのかさっぱりわからない。取扱説明書には、タープテントをはる以外の利用はしないようにとしっかり書いてあったが、タープテントを支えるよりは力はかからないと思う。たぶん…。

 ところで、今日はY−14クラブの自作仲間、池田さんが会津若松からやってきてくれた。打ち合わせをした時には、福島県のどこかにいますといっていたが、なんのことはない、茨城県まで来てもらった。一緒にお昼を食べ、近くにある天心記念五浦美術館にいってきた。五浦(これでいずらと読む)には、その昔、岡倉天心や横山大観らが居を構え、絵画の制作に励んだ時期があるのだそうだが、残念ながら河童は日本画に明るくないので、そんなことは全然知らない。美術館は、たいそうな建物で、河童の目には、展示してあった絵よりも、美術館の建物の方が立派に見えた。どうも、最近の美術館はこういうところが多くて、河童的にはどうかなあと思っている。もちろん、建築物としての評価もあるのだろうが、百年後にどう思われるのかという視点で考えてもらいたいと思うのだ。もっとも、こういう建物を作る人、もしくは作りたがる人は、例外なく百年後に評価されるなどと主張するので、何をいっても一緒だということは経験済みである。

 3時過ぎに港に帰ってきて、明日の準備をはじめた。近くの子どもが遊びに来ていて、お前たちの写真、ホームページにのせておいたぞ、というと見せろといって聞かない。パソコンを防水袋に入れてしまってあったので、面倒くさかったのだが、しかたないので引っぱりだして見せてやった。そうしたら、今度はコメントが気に入らないなどとぜいたくなことを言い出し、今日は「元気に船曳場で遊ぶ子ども」という写真ととれという。そういうのは「やらせ」もしくは「仕込み」といって、大人になってから覚えればいいと主張したのだが、うるさいので一枚とっておいた。下は、その写真である。

 さて、明日はいよいよアウトリガーを付けて、セーリングかわうそ号が出現するはずである。南風だったら、一気に北上するつもりである。予報では、波が2メートル。風は南からやや強いらしい。ディンギーにはおあつらえの風なのだが、はたしてかわうそ号にはいかに? こうご期待!(といって、またパソコン倒れたりしてね)

会津若松から来てくれた池田さんと記念撮影。
会津で「ひろ」というログハウスの喫茶店をやっている。
これがまた凝った店で、おもしろいのだ。
「元気に船曳場で遊ぶ子ども」