台風6号避難中(その2)

2002年7月10日

川尻港滞在中

 こちらは朝から雨である。かわうそ号を見てきたが、まだ風も吹いてきておらず、静かなものだった。今晩か、明日の早朝が山場になりそうなんだが、これ以上やれることもないので、河童は硬い屋根の壁の中でテレビを見ているのである。ひさびさに1日中テレビを見たが、テレビがこんなにうるさいとは思わなかった。

 しかし、台風は最悪のコースを通りそうだ。最悪のコースというのは、別に直撃するとかそういったことではなくて、太平洋側を通ってしまうということで、こっちを通られると、当分うねりが消えない。しかも、広域の天気図を見ると、6号のあとには8号7号がくっついている。これが連続で来られたらたまったものではない。まったく、かなわんな。でも、自然に勝てるわけないし、嵐は過ぎるのを待つしかない。屋根と壁があるので、すっかり悟ってしまった。なにしろ、ここは100円入れなくてもテレビが映るし、エアコンも使える。今まで泊まった民宿よりも、ずっとましなのだ。

漁船よりも上に引き上げてしまった。
前2本、後ろ2本ロープでしばってある。
ハッチも航海中と同じように閉めてしまった。
海の方は、まだそれほど荒れてないけど、
このままくると明日は大荒れ。
当分、うねりが残ってしまうのだ。
今日の視界の悪さは、霧ではなくて雨。
時折、よこなぐりに降ってくる。
さて、今晩どうなるか。