台風6号避難中(その1)

2002年7月9日

川尻港滞在中

 台風6号が来ている。どこかに消えてなくなって欲しいのであるが、それどころか直撃されそうで、どうしようもないのである。

 そういうわけで、今日は川尻で台風対策を立てていた。何しろ、今度の台風はいかい(茨城弁ででかいという意味)というわけで、朝から港は大騒ぎだった。上げられる船は全部上げると言うことで、かわうそ号を引っぱり上げたスロープが、全部埋まってしまった。かわうそ号も、漁船が上がるまで、港のすみに移動して待っていたのだ。漁船がすべて上がったあと、その隙間を通してさらに上にあげて、ロープで四方から縛り付けてきたので、いくら大きな台風が来ても大丈夫である。

 河童はというと、那珂湊マリーナに船を置いている田所さんという方のボートハウスを借りていて、硬い屋根と壁だけでなく、風呂とエアコンと水道のある所に避難している。なんだか、避難先の方が豪華なので、これを避難というのかどうかわからいのだが、ともかく壁のあるところで台風をやり過ごせる。本当に助かった。感謝の表現が見あたらないので、これ以上書かない。

 ところで、タイトルにあるように、今日のは(その1)である。なぜかというと、台風が通るのは、おそらく10日の夜だと思われるのだが、その影響がいつまで残るかはっきりしないからである。現在の情報だと、太平洋側を通ることは必至のようだが、その場合まず三日はうねりが残る。漁師には、すでに一週間はダメだと宣言されているのだ。さて、この続編がいつまで続くのか、誰にもわからないのである。

朝6時はこんなに視界が悪かった。
こんなふうに船を引き上げる。
向こうの岬を見ると、まだ視界が悪い。
かわうそ号の写真を撮るのを忘れた。