かわうそ号監視つき

2002年7月8日

 昨日はどうしようか迷っていたが、今朝は天気が良かったので磯崎を出て、川尻まで来てしまった。30キロなので距離的には普通ってところかな。

 しかし、昨日はひどい目にあった。さて、出航準備だと、磯崎で唯一のコンビニに行ったところ、シャッターがおりている。なんだ!っとよく見ると、張り紙がしてあって三日間臨時休業すると書いてあるではないか。コンビニに臨時休業も何もあるか! 休まないのがコンビニだろうがーっ!
 夕食も食べてないし、翌日の朝食もフネの上で食べるパンもなにもない。なにより、手持ちの食料が残り少なくなっているというのに、なんという事態。結局、1時間以上自転車で走り回って、平磯というところまでいって、食料と水を買い込んできた。かなわんぜ。

 ところで、今日通った、東海村の原子力関係施設の前には、海上保安庁の巡視艇が錨泊していた。やっぱり原子力施設なんだなあと思って通り過ぎようとすると、巡視艇が突如抜錨して走り出すではないか。おおっ!と思って見ていると、微速でかわうそ号のまわりを一回りして、また元の位置に投錨した。完全にかわうそ号の監視である。うーむ、ありがたいやら、申し訳ないやら。おそらく港を出る時に、横浜のオペレーションに出航の連絡をしたのが、直ちに那珂湊海上保安部に打電され、それがさらに巡視艇に伝わってこうなるのだろう。巡視艇からは、
「0921。かわうそ号と思われる船舶を発見。ただちに抜錨、接近し距離200にて、船首にかわうそ号との艇名を視認。当船をかわうそ号と確認す。乗員、艇ともに異常は見られず、約3ノットの速度で東海村沖を北上。」
などと打電されているに違いない。なにしろ第3管区のオペレーションには、かわうそ号ですけど、というと通じてしまうのだ。完全にかわうそ号は海上保安庁の保護下にある。ということは、絶対に事故は起こせないと言うことだ。より慎重に航海を続けなければ。

 慎重に航海をといえば、台風が来そうな雰囲気。今日の午後、かわうそ号が入港した直後から北西が吹き出して、うねりが高くなった。河童が通ってきた時には2メートルぐらいだったんだが、今はもう少し大きくなっている。さて、どこで台風をかわすか。あのでかさの台風が太平洋側を通ると、まず一週間はうねりが残るんだよ。

 七夕の願いがかなったのか、前に買ったロト6が当たっていた。4等で14000円。やった、これで民宿に2泊できる。でも、できたら1等がよかったんだけどなあ。

出航前。
新しい船印が決まっている。
突如近づいてきた巡視艇。
しかも微速前進なのだ。
はじめはなんだと思ったけど、
ありがとうございます。
でもねー、慎重すぎてなかなか進まないんですよ。
天気が良かったのでサングラスをかけた。
一応、レイバンだぜ。
ブルーの方が、いつもつかっているGPS。
東アジアの地図が入っていて便利なのだが、
初めてアルカリ電池で使ってみたら3時間で落ちた。
アルカリだめみたい。
黄色い方は予備系統。
欲を言うと、もう一台欲しい。