羊が一匹…

2003年8月27日

北海道小樽市

 羊が一匹、羊が二匹…と数えなくても、どこでも寝られる河童です。不眠症にお悩みの皆さん、河童と一緒に漕ぎましょう。1日12時間50キロも漕げば、薬に頼らなくてもぐっすり眠ることができます。さあ、カヌーで快眠生活を。

 とまあ、そんなことはどうでもいい。今日は予告通り、札幌に連れて行ってもらい、買い物と観光をしてきた。買い物は、掲示板でも書き込みを入れてもらった秀岳荘へ行った来た。半年も旅をしていると、いろいろなものが信じられない壊れ方をしていく。マップケースなど、紫外線のせいで硬化してきて、ぱりぱりになってしまった。デッキの上にくくりつけてあるコンテナボックスのふたも、やはり紫外線のせいだろうか、かちかちになって、引っぱるだけで割れてしまう。このコンテナの中には、昼飯、非常食、財布、ヘッドライト、人生など、いろいろ大切なものが入っているので、ふたが割れてしまったのはかなり困る。そのほかにも、テントの防水が切れかかったりして大変なのである。そこで、再度旅の体制を整えるべく、買い物をしてきたのである。マップケースはもちろん、新しい水タンクやスントの電池。朝晩の冷え込みに耐えるアンダーウェア。それに河童に襲いかかるヒグマ、キタキツネ、それに若い女性などを撃退するペッパースプレーも購入してきた。これで多い日も安心である。

 買い物を済ませたあとは、お待ちかねの札幌見物で、時計台、大通公園、藻岩山、羊ヶ丘と、札幌の有名どころはすべて連れて行ってもらった。おまけに、お昼はジンギスカンにビールとすっかりアルコール漬けにしてもらい、さらに夕飯もごちそうになってしまった。さすがに、夕方はきつくてビールは辞退させてもらったが、すっかり羊漬けである。いやいや、上天気さん、ごちそうさまでした。

 明日は、いくらなんでも出港準備に取りかかる予定なのであるが、明後日は雨らしいんだよね。だから、まだ少し小樽に滞在しそうです。ここを抜けたら一気に宗谷まで北上するつもりなんだけどね。北海道の天気は、これからがいいそうなので、風が吹かないことを願っている。

時計台の前で。
日本三大がっかり場所のひとつらしい。
高知のはりまや橋と、あとひとつどこだっけ?
上天気さん。
今日はまたまたありがとうございました。
藻岩山にて。
札幌の市街が一望できる。
有名なクラーク像。
しかし、このおっさんが札幌にいたのは
一年ちょっとの話で、しかも明治政府の
御雇い外人で、ものすごい高給を取っていた
事実はここで伝えておきたい。
大志というのは、高給のことなのだ。たぶん。
また飲む河童。
上天気さんは、運転があるのでコーラ。
1人で飲むのは気が引けるんだな。