海道をゆくダイジェスト 1

2001年 小屋から製作編

海道をゆくは、まずこのビニルハウスの
製作から始まった。
2001年4月。
2001年の6月。
かわうそ号のサイドパネルにシーアクランプを接着。
工具は100円ショップで購入した。
借り組みをした船体。
板をゆるく銅針金でしばってある。
これぐらいになると自作は楽しくなってくる。
形ができないとおもしろくない。
河童流の作り方。
フネが大きくなると、船台を使って組み上げると
ゆがみが出るので、上から吊り下げて作る。
フェアなラインが出るんだが、吊る場所を間違えると
船体がそる。
かわうそ号は、多少反ってます。
気にするな!
足の場所を確認する。
フネの中で寝るようにするかどうか迷ったが、
荷物室を大きくして、寝られない仕様になった。
デッキをはり、ネジを抜いた穴に楊枝をさす。
この頃から、農家に話が広まって、見学者が増える。
デッキをサンディングする。
2001年の夏。
この夏、ハウスの中は40度を超えた。
汗とホコリにまみれ、製作が続く。
船体にエポキシをコートした後、塗料を塗る。
下塗りから始まって、紫外線止め、上塗りと
なんども塗り重ねる。
ようやくきれいなかわうそカラーになりつつある。
2002年1月1日。
氷がはっていた。
正月早々、オレは何をしてるんだろうと疑問が浮かぶ。
蒲郡の貯木場へ運んだ後、こっそり初乗り。
荷物を積んでないので、前後が浮いている。
ちなみに、関係者以外立入禁止。
ここで浮いたカヌーは、かわうそ号以外にない。
2002年3月。
進水式。
かわうそ号と命名。
海なのにかわうそ号。海なのに河童。
当日はセッティングが出てないので、
ふらふらしていた。
ちなみにセッティングは、いまだにきまらない。
進水式の後で、ようやく発電機を手に入れた。
ハッチからはみ出すので、ざっくりカット。
これを見た自作仲間は唖然とした。
河童は実用派自作者だからねえ。
その後、FRPで発電機のカバーを作る。
これでいままで、まったく漏らなかったんだから、
自作なんぞ、なにも難しく考えることはない。
やってみて、ダメだったらなおせばいい。
やり直しがきかないのは女だけだ…(鬱)。